【原 因】
先天性と名がつきますが、先天性は少なく、元々緩い関節(家族性があります)の赤ちゃんが、生後、関節の運動が制限される事によって起こります。
育児の仕方で脱臼を減少させる事ができ、育児指導の徹底で一時期の10分の1以下になっていると言われています。
【予 防】(育児のポイント)
- 股関節の開きを制限しない。
- 赤ちゃん本人が足をよく動かせるような服装にする
- 紙オムツの使用(三角オムツを使わない)
- ゆったりオムツの使用
- だっこする時は、コアラ形のだっこ(向かい合わせだっこ)
- 生後3ヶ月迄は、ベビースリング(帯状の布で肩がけするだっこ紐)を使用しない ※斜めだっこになってしまう為
- 開きが悪いからといって、大人が無理に股関節を開く体操をしたり、両足を伸ばしたりしない
- 筋性斜頚があって寝ている時、体が曲がっていると脱臼しやすくなるので下をタオルで支える等、斜位姿勢を取り除くように心掛ける
【症 状】
- 女子に多く、片側性(片方の足のみ)が大半です
- 足の開きが悪く、開きに左右差がある
- 太もものシワに左右差がある。
- 足の長さが違う。
症状の軽いお子さんは、(一歳半頃になって)『歩けない』『びっこをひく』『お尻を振って歩く』といった症状で気付かれる事もあります。
生後3ヶ月頃迄は、治療を開始する事がないので、4ヶ月検診で診察を受けましょう。
生後6ヶ月頃には、より分かり易くなっていますが、心配な方は整形外科の受診をお勧めします。
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