【インフルエンザ菌b型(Hib)とは】
主に5歳未満の乳幼児に髄膜炎、肺炎、敗血症を引き起こす重篤な感染症です。
特に、インフルエンザ菌性髄膜炎は、その5%が死亡、25%に後遺症が残る、予後の悪い病気で、年間600人の発症があります。(5歳未満の小児)
子供の細菌感染の原因の多くが、肺炎球菌とインフルエンザ杆菌によるものです。
特に、細菌性髄膜炎は、『インフルエンザ杆菌ワクチン(ヒブ)』と『肺炎球菌ワクチン(プレベナー)』の接種により、発症を10分の1に減らす事ができます。
【実 績】
すでに世界100ヶ国以上で使われ、H25年4月より定期接種になりました。
【対 象】
2ヶ月以上〜5歳の誕生日の前日まで。年齢により、接種回数が異なります。
【費 用】
無料(23区内に在住の方)
【予 約】
不要
【予診票】
杉並区は当面、医療機関設置の用紙を使用
平成25年3月1日以降の出生児に対しては、予診票が個別に郵送されますのでご持参下さい。
【他のワクチンとの接種間隔について】
生ワクチンとは、27日以上の間隔
不活化ワクチンとは、6日以上の間隔を空けてください。
他のワクチンとの同時接種も可能ですが、ご希望の方は、事前にご相談下さい。
【副反応について】
接種7日後までの半数の人に、接種部の発赤・腫脹の局所症状がでたり、不機嫌がみとめられるお子さんが9%でした。
【接種不適合者】
一般のワクチンとほぼ同じです。
【 年齢と接種回数 】 | |||
対象年齢 | 初回免疫 | 追加免疫 | 合計 |
2ヶ月以上 7ヶ月未満 |
4〜8週間の間隔で 3回接種。1歳を超えたら、初回接種は終了 |
初回接種終了後7ヶ月以上あけて。5歳未満まで | 4回 |
7ヶ月以上 12ヶ月未満 |
3〜8週間の間隔で 2回接種。1歳を超えたら、初回接種は終了 |
初回接種終了後7ヶ月以上あけて。5歳未満まで | 3回 |
1歳以上 5歳未満 |
通常1回接種のみ | 1回 |