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小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:PCV)接種について

【肺炎球菌とは】

肺炎球菌は、細菌性髄膜炎・菌血症・肺炎・中耳炎といった病気を引き起こします。
これらの病気は他の細菌や、ウィルスが原因の事もありますが、菌血症では80%、肺炎では30%、細菌性髄膜炎では20〜30%が、肺炎球菌が原因となっています。

子供の細菌感染の原因の多くが、肺炎球菌とインフルエンザ杆菌によるものです。
特に、細菌性髄膜炎は、インフルエンザ杆菌ワクチン(ヒブ)と肺炎球菌ワクチン(プレベナー)の接種により、発症を10分の1に減らす事ができます。

 

 

【実 績】

2013年現在、約120ヶ国で使われ,69ヶ国で定期接種に導入されています。
日本でも、平成25年4月より定期接種になり、平成25年11月に13価のワクチンが導入されました。
2007年、WHOは小児用の肺炎球菌ワクチンを世界中で定期接種にする様、推奨。

 

 

【対 象】

生後2ヶ月〜5歳の誕生日の前日まで。
年齢により、接種回数が異なります。

 

 

【費 用】

無料(23区内に在住の方)

 

 

【予 約】

不要

 

 

【予診票】

杉並区は当面、医療機関設置の用紙を使用
平成25年3月1日以降の出生児に対しては、予診票が郵送されますのでご持参下さい。

 

 

【他のワクチンとの接種間隔について】

生ワクチンとは、27日以上の間隔
不活化ワクチンとは、6日以上の間隔を空けてください。
他のワクチンとの同時接種も可能ですが、ご希望の方は、事前にご相談下さい。

 

 

【平成25年10月末すでに定期接種を終了している方:補助的追加接種】

平成25年10月末、すでに定期接種を終了している場合、13価のワクチンを1回追加接種することにより、新たな6種類の肺炎球菌に予防効果があります。任意接種となる為、全額自己負担になります。
費用:1回10370円
対象年齢:6歳未満

 

 

【副反応について】

5%以上の人に接種部の発赤・食欲不振などの症状や、鼻咽頭炎などの感冒様の症状の報告があります。