【発疹の形】(タイプ)
〈水晶様汗疹〉
細かい水泡が身体やひじの内側、膝の内側にでき、痒みも殆ど無く数日で治るタイプ。
あまり見る事が無く、治療を必要としない。
〈紅色汗疹〉
少し盛り上がった赤みを伴う1〜2mmの発疹です。
普段よく見るあせもと呼んでいるのは、このタイプです。
【好発部位】
首の回り、胸、脇の下などの汗がたくさん出る部位。
【原 因】
- 外気の温度が高い、湿度が高いという日本の夏の環境のため
- 時に、発熱のため
【治 療】
- 日常生活の注意
外気温、湿度に気をつけ、汗をかき過ぎないように。
汗をかいたら、シャワーなどで早めに清潔にしましょう。
通気性、吸収性の良い服の着用を心掛けましょう。 - ステロイド外用剤
痒みを伴い、かいてしまうと二次的に湿疹化(汗疹性湿疹)します。
あせもが出来たと言って受診するのは、この状態になっている事が多いです。
この場合、ステロイド外用薬の治療が必要となります。 - 抗ヒスタミン剤の内服
ひっかいて悪化する場合、痒み止め(抗ヒスタミン剤)の内服が効果的です。
【あせものより(多発性汗腺膿瘍)】
後頭部や、首の汗管に黄色ブドウ球菌が感染し、痛みを伴う皮膚の表面から盛り上がった『しこり』になります。
乳幼児に多く抗生物質の内服、外用の治療が必要です。
【汗疹性膿痂疹(かんしんせいのうかしん)】
後頭部や、首の汗管に黄色ブドウ球菌が感染し、痛みを伴う皮膚の表面から盛り上がった『しこり』になります。
乳幼児に多く抗生物質の内服、外用の治療が必要です。