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夏かぜ

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夏かぜは、エンテロウイルスと呼ばれるウイルス感染が原因で、72種類のウイルスがあります。
この中には、コクサッキー、エコーウイルスなどが含まれています。

 

【特 徴】

  1. 高熱で始まることが多い。ただし、熱の持続は短く2日間ほどで解熱する。
  2. ブツブツとした発疹が手足に出ることが多い。
  3. 口の中に口内炎を伴うこともあり、食欲が低下し、よだれが多くなりやすい。
  4. 咳の症状は少なく、気管支炎、肺炎になることはほとんどない。
  5. 感染力が強く、2〜5日で感染することが多い。
  6. 下痢、嘔吐などの消化器症状を伴うこともある。
  7. 比較的回復がよく、治癒するまでの時間の短い病気だが、時に、髄膜炎、脳炎、四肢の麻痺、結膜炎の原因にもなる。

夏かぜのウイルスで特徴的な症状があり、特別に病名がついている病気があります。

 

【ヘルパンギーナ】

コクサッキーA群感染に多く見られ、2日前後の高熱と口内炎が特徴的です。
食欲がなくなり、よだれが多くなります。

 

【手足口病】

手、足、口の中に水泡ができます。お尻や膝などにも盛り上がった小さいブツブツができます。
熱は少なく、数日のうちに治癒します。水泡の後が1-2か月残ることもあります。
近年は、熱の続くタイプや発症後1か月ほどで爪が脱落する(コクサッキーA6感染)症状の重いタイプも見られます。

 

【アデノウイルス感染症】

夏かぜの中でも特に熱が長く持続し、喉が痛くなるものに、アデノウイルスがあります。
明らかに結膜炎の症状があれば、プール熱と呼ばれます。