この中には、コクサッキー、エコーウイルスなどが含まれています。
【特 徴】
- 高熱で始まることが多い。ただし、熱の持続は短く2日間ほどで解熱する。
- ブツブツとした発疹が手足に出ることが多い。
- 口の中に口内炎を伴うこともあり、食欲が低下し、よだれが多くなりやすい。
- 咳の症状は少なく、気管支炎、肺炎になることはほとんどない。
- 感染力が強く、2〜5日で感染することが多い。
- 下痢、嘔吐などの消化器症状を伴うこともある。
- 比較的回復がよく、治癒するまでの時間の短い病気だが、時に、髄膜炎、脳炎、四肢の麻痺、結膜炎の原因にもなる。
夏かぜのウイルスで特徴的な症状があり、特別に病名がついている病気があります。
【ヘルパンギーナ】
コクサッキーA群感染に多く見られ、2日前後の高熱と口内炎が特徴的です。
食欲がなくなり、よだれが多くなります。
【手足口病】
手、足、口の中に水泡ができます。お尻や膝などにも盛り上がった小さいブツブツができます。
熱は少なく、数日のうちに治癒します。水泡の後が1-2か月残ることもあります。
近年は、熱の続くタイプや発症後1か月ほどで爪が脱落する(コクサッキーA6感染)症状の重いタイプも見られます。
【アデノウイルス感染症】
夏かぜの中でも特に熱が長く持続し、喉が痛くなるものに、アデノウイルスがあります。
明らかに結膜炎の症状があれば、プール熱と呼ばれます。