【A型肝炎とは】
A型肝炎ウイルスに汚染された水や野菜、魚介類を摂取すると、A型肝炎に感染し3-7週後に発病します。
【症 状】
はじめは風邪に似た症状(だるさ、疲労感、熱)に続き吐き気、腹痛、下痢、黄疸が見られます。
【経過・予後】
1-2ヶ月で治癒することが多いのですが、時に劇症化することがあります。
【流行地域と年齢的特徴】
上下水道や水洗便所の普及していない地域で流行します。
40才以下の日本人は、ほとんど抗体を持っておらず、流行地へ渡航することで感染の危険があります。
アジア、アフリカ、中南米などの発展途上国へ渡航される方、または移住される方は接種をお勧めします。
【 接種対象年齢】
WHOでは1才以上の小児への接種が推奨されています(アメリカでは定期接種になっています)。
日本でも2013年3月より、1才以上の方にワクチン接種が受けられるようになりました。
【費用・間隔】
3回(1回目、2-4週間後、24週間後)
1回8800円
【副反応】
局所の発赤1.0%、発熱0.6%、頭痛0.5%など
【予防接種を受けたあとの一般的な注意点】*接種前にワクチンの副反応についてお読み下さい*
- 予防接種を受けた後、30分間は待合室にて様子を観察後、帰宅して下さい。
(重篤な副反応は、接種後、短い時間内に起こるからです。) - 接種後、*生ワクチンでは2〜3週間、**不活化ワクチンでは24時間の副反応の出現に注意して下さい。
- 接種当日の入浴を含め、日常生活は普段どおりで結構です。ただし、激しい運動は避けて下さい。
- 接種部をこすったり、引っ掻いたりしないで下さい。